変形性膝関節症
なぜ変形性膝関節症は発生するのか?
変形性膝関節症とは、膝の関節の軟骨の質が低下し、少しずつすり減り、歩行時に膝の痛みが出現する病気です。平地での歩行は大丈夫でも、階段で膝が痛いために困っている、歩行時の膝の痛みはないけれど、正座は膝が痛くてできない、などが初期の変形性膝関節症の症状です。
さらに変形性膝関節症が進むと、次第にO脚が進んでいき、階段のみでなく平地での歩行にも支障をきたすようになります。旅行などの特別なことではなく、日常生活上で支障をきたすようになると、かなり変形性膝関節症が進行している可能性が高くなります。変形性膝関節症で当院を受診される方はほぼ全員、「膝の痛み」がお困りで受診されています。
膝の痛みといっても、それがどのような時に、どの程度の強さで起きているかを、決して十分とはいえない診察時間内で私たちに伝えることは困難なことです。膝の痛みで医療機関を受診すると、レントゲンを撮影して変形性膝関節症の診断をするのが一般的です。しかし、関節の軟骨はレントゲンでは写りません。筋肉の硬さが原因で非是の動きが悪くなり膝をしっかりと持ち上げて歩くことをしなくなることで変形のリスクが高くなります。正しい膝の動きが出来ていれば変形のリスクは大幅に減らすことが出来るのです。
また多いのは、初期段階で膝に痛みが出ていても『いつか治るだろう』と痛みをかばいながら歩いたり走ったりしていく中で関節の軟骨に負担がかかりどんどんと軟骨をすり減らし変形になっていくケースが多いです。
変形性膝関節症を放置するとどのようなリスクがあるのか?
痛みが出てかばっていき変形が出てきてもなお放置していくとどんどん変形は酷くなるばかりです。
変形が酷くなれば人工関節を入れるための手術をしなければならなくなりますので、膝に少しでも痛みが出たら我慢しないですぐに治療をすることをお勧めします。
変形性膝関節症を解消するために必要なこと
変形してしまった膝関節はなかなか元に戻ることは難しくなってしまいます。そのために膝が痛くなったら早めに痛みを解消することが大切になります。まずは歩きかたや座り方などを気を付けていかなければなりませんし、かばって動かすことは状況を悪化させるだけなのでお勧めしません。
痛くなく生活できるように筋肉の硬さや動きを施術で良くしていき痛みをなくして動けるように生活できるようにしていく必要があります。
膝周りの筋肉を柔らかくして筋バランスを整えていけば楽に動かせるようになりその結果膝にかかる負担を軽減していき膝の動きそのものを正常にし、関節の負担を和らげ変形を最低限にして行くことが出来るのです。
御料整骨院が行う変形性膝関節症施術
変形の程度にもよりますが、軽度の場合は太ももの外側や股関節周りの筋肉の硬さを取っていくことで膝にかかる負担が少なくなり、痛みが軽快することがあります。
また、足首の関節のアライメントが狂っているときはその関節を調整することで痛みが緩和することがあります。それでも良くならないような状態であればテーピングを利用して筋肉と関節の動きを滑らかにして関節の軟骨の負担を軽減していきます。