寝違え
なぜ寝違えは発生するのか?|旭川市の御料整骨院
一般的には寝違えの多くは首周辺の筋肉が軽度の肉離れの状態になっていることがあります。
人間の頭は、正面から見たときに首の幅に対して中間の位置にあることが望ましいです。しかし、睡眠中はなかなかそういうわけにはいかず長時間にわたり首がおかしな方向に向いたままになっていると、首の筋肉が部分的に阻血状態になり筋肉が硬結を起こして固まってしまいます。そのような状態で起床時に急に頭を動かすことにより寝違えが発症してしまいます。
そして、睡眠中に固まってしまった筋肉を急に動かすことにより軽度の肉離れが起きてしまいます。
つまり寝違えは寝ているときに発症するというよりは、寝違えの原因は睡眠中に作られますが寝違えの炎症が発症するのは起きるときに問題があるのです。寝違えにも種類があります。筋膜を傷めているケースと、中心部分を傷めているケースです。
例えば、首を右に回したときに左が痛ければ筋膜が傷ついていて、右側が痛ければ筋肉の中心部分が傷ついている疑いがあります。前者の方が痛みが強く、治りにくい傾向があります。
寝違えの多くの原因は軽度の肉離れですが、まれに頸椎の神経痛や捻挫が発症している可能性もあります。
神経痛の場合は末梢神経が硬くなった筋肉などに圧迫されることで、痛みやしびれ、麻痺が生じるのです。
捻挫の場合は関節の靭帯や腱、軟骨が傷つくことです。睡眠時に枕が極端に高かったり、頭がのけぞった状態になっていると頸椎の捻挫を起こすことがあります。
寝違えを放置するとどのようなリスクがあるのか?|旭川市の御料整骨院
まず、朝起きて寝違えていた場合、とにかく痛くない状態で首を動かさないようにしてください。
痛みが出てから1日は安静にしてシップなどを貼って冷やすこともおすすめです。
寝違えた際にやってはいけないことは「動くかなあ」と動作を確認することです。首を左右前後に動かしてみたり、手で触ったり押したりするのもお勧めできません。
寝違えは炎症、つまりケガです。なるべく動かさない・触らないようにしてください。痛みや違和感を治そうと、首のストレッチをしたりもんだりするのもNGです。
また、アイスパックや氷のうを使って長時間冷やすのもおすすめできません。 アイシングをすると、一時的な鎮痛効果は得られます。その一方で筋肉の血流が悪化するため、損傷部位の回復が遅くなる可能性が考えられます。また、筋肉ではなくじん帯や神経を傷めている場合は、炎症が首の奥深い部分にあるので、冷やしたところで鎮痛効果が期待できません。
このほか、炎症を起こした直後は温めるのも良くありません。患部は熱を持っているため、温めると炎症を助長させてしまうおそれがあります。温湿布やカイロを使って温めるのはもちろん、湯船につかるのも避けたほうがいいでしょう。
寝違えた直後は一時的に冷やすのはOKですが、長期的に冷やすのはNG。温めるのは、痛みが治まる安定期までNGと覚えると良いでしょう。
また、何もせずに放置したままにしておくと炎症をおこした部位の筋肉や靭帯が硬くなってしまい首の動きが悪くなり寝違えの痛みが慢性的になってしまう恐れも出てきますので痛みが出たら早い段階で医療機関を受診することをお勧め致します。
寝違えを解消するために必要なこと|旭川市の御料整骨院
寝違えが治るまでには早い人だと2日程度、遅いと2週間はかかります。それはあくまで治療している場合です。
早く治すコツやポイントとしては初期段階ではとにかく安静が重要です。痛い動作は避けて痛くない範囲で生活するようにしてください。
痛みが和らいで来たら、血流を良くしていき回復を促すようにします。血流改善には温めたりストレッチをしたりマッサージも有効です。どの方法が適切かは症状によって異なるため、専門家の指示に従ってください。
痛みが強くつらいときは、自宅などにあるタオルやマフラーなどを首の回りに巻いて下顎を載せるように置いておくと状態が楽になります。顎を置いておくことが重要なので、首が苦しくなるほどは締め付けないようにしてください。
仕事の都合を考えて首に巻くことが出来ない場合は、腰にコルセットを巻くだけでも背筋が伸びて首にかかる負担が軽減できるのでお勧めします。
御料整骨院が行う寝違え施術|旭川市の御料整骨院
当院で寝違えの施術をするときは炎症の程度にもよりますが、硬くなってしまった筋肉のバランスをとるためにマッサージを施します。炎症が酷い場合はあまり強くしないでやっていきますが、炎症が軽度であれば多少痛みが伴う場合がありますが強めに筋肉を押していき固まった筋肉の部位を柔らかくしていきバランスをとっていきます。
施術後に劇的に症状が回復してくれる場合が多いですが、症状に変化があまりない場合も筋肉のバランスがとれていれば一日たった後に症状が半分以上に回復しているケースが多いです。
また、首だけの施術では回復しないケースも多く、その場合は肩や背中、腰の筋肉にアプローチすることで全体的にバランスをとり症状を和らげていくことができます。