脊柱管狭窄症
なぜ脊柱管狭窄症は発生するのか?
背骨の中を通る脊髄からの神経の通り道を脊柱管といいます。脊柱管狭窄とは、この脊柱管を構成する骨や靱帯の肥厚、椎間板の突出などで脊柱管が圧迫を受け狭くなる病気のことを言います。
脊柱管を構成する背骨や靱帯、椎間板の加齢変化によって狭くなるほか、背骨のずれ(すべり症など)や椎間板ヘルニアなどでも脊柱管が圧迫されれば、それは狭窄症ともいえるのです。
おもな症状は、歩行時や立っているときに臀部から下肢にかけての痛みやしびれです。間欠性跛行といって、歩くと症状が悪化し、休むとやわらぐことが多くの場合にみられます。また、前かがみになる姿勢をとると症状がやわらぐのも特徴的であります。
医学的には神経が圧迫される個所によって、主に三つに分類されます
1.馬尾型(ばびがた)
脊柱管の中心部分が圧迫される場合。両側の下肢のしびれ感、痛み、冷感などの異常感覚、排尿障害(膀胱直腸障害)がおきます。
2.神経根型(しんけいこんがた)
馬尾神経から分岐した後の神経根が圧迫される場合。臀部から下肢にかけての痛みが起きます。多くは片方の側に症状が起きます。
3.混合型(こんごうがた)
馬尾型と神経根型の両方の症状が起きます。
そうなってしまうのも腰や背中、足などの筋肉のこわばりや硬結により脊柱に負担がかかってしまうのが原因です。
脊柱管狭窄症を放置するとどのようなリスクがあるのか?
脊柱管が狭くなった状態は、骨や靭帯の肥厚が原因ですから、放っておいても状況は変わりません。
長い時間が経過すると、それだけ狭窄が強くなる可能性が高いです。しかし、痛みの程度は狭窄の程度と必ずしも一致しないので、症状については、マッサージや投薬などの保存治療を長期間受け続けた場合、2~3割のケースで改善することが分かっています。狭窄した脊柱管を広げ、根治を目指す場合、手術が必要です。手術をしないためには早めの施術と根気よく通われることが大切になります。
脊柱管狭窄症を解消するために必要なこと
脊柱管狭窄症の解消に必要なことはまずは、背中や足の筋肉の緊張を和らげることが大切です。筋肉が硬い状態で重いものを持ち上げる動作が多かったり、かがみ姿勢が長時間してしまうと脊柱に過度に負担がかかりすぎてしまい、結果的に狭窄症になってしまうリスクが高くなってしまいます。ですので、背骨の周りの筋肉や足特に太もも回りの筋肉の柔軟性がとても大事なのでストレッチなどの運動は必要不可欠となります。
御料整骨院が行う脊柱管狭窄症施術
筋肉の柔軟性を高めるために背骨の周りや足の筋肉を筋筋膜療法をつかってほぐしていきます。それだけで症状が良い方向に向かっていく場合も多いですが、それでも良くならない場合はストレッチや背骨や骨盤の調整をしていき狭くなっている脊柱を広げていき患部の負担をとっていきます。
それでもダメな場合は患者様の体力や筋力が衰えている場合がありますので、筋肉トレーニングを指導させて頂き当院で実際にトレーニングしてもらい自宅でもできるトレーニングはやってもらうことになります。
その他脊柱管狭窄症に悩まれている方に知っておいてほしいこと
どうしても脊柱管狭窄症となりますと、手術をしなければならないようなイメージがありますが手術をしなければならない症状はあまりありません。勿論、重篤な症状になってしまった場合は手術という選択肢をとらなければならない場合もありますが手術した方でも症状が良くならず何回も手術をうけないとダメになってしまう方もいらっしゃいますので、なるべくは手術をせずに保存療法で治していく方が経過も良い場合が多いです。時間がかかる場合もありますが気長に治療し楽しい人生を送るために頑張ることも大切だと思います。
年だからとか老化だからとあきらめてしまってはせっかくの人生が勿体ないです。あきらめる前に、手術を受ける前にまだ、治療の選択肢があることを忘れないでください。
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